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2006年11月27日

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先日、当店お客様のSさんがマスターを務める新宿のバーに行ってきました。場所は新宿ゴールデン街の近く、区役所通りの裏の裏。かなりディープ新宿な場所です。何か昔の香港映画に出てくる路地裏のイメージです。しかも店は二階で、目印は写真の看板のみ・・大の男でも一人で行くにはちょっと・・。といったロケーションです。入ってみると6人で一杯のカウンターのみ。知り合いの家のキッチンで飲んでるかのような気分。Sさんが笑顔で出迎えてくれました。場所柄、店柄遅い時間までは空いてるらしく、ゆっくりお酒をいただきました。そんななかでも1人、2人私達以外にもお客さんがみえると、当たり前のように隣同士話をはじめます。内容はこれまたディープ新宿なネタばかり・・。ちょっとした異国情緒とカルチャーショック(いい意味で)が味わえます。初めて飲み屋に行った時の気分、高揚感を覚えます。傷を負った寡黙な男、わけありげで幸薄そうな美女、何かの組織から追われている人物・・・。そんな人にも遭遇しそうな不思議な魅力を持ったお店です。トイレの窓の外にはこちらを見つめる物憂げな野良猫、あの猫にもいろんな過去が・・・妄想がとまりません。お値段は非常に良心的なので、終電逃して朝までの時にも心強いお店です!ご興味ある方は当店にて、詳しい場所等お訪ね下さいね。Sさんご馳走様でした!
*このお店、日替わりマスター制で、Sさんは火曜日担当です。ご注意を。

2006年11月24日

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久々にラルフローレンの服をじっくりチェックしました。2年程前からパープルレーベルのスーツ等は気になっていたのですが、今季改めてみるととっても良いです。ワイドラペル、ダブルの三つ揃え、フランネルの生地等、クラッシックのキーワードを踏襲しつつ様々なスタイルが提案されています。特に肩幅がしっかりと有り、着丈もお尻が隠れるダブルのジャケット等は、非常に男らしくまさに今着たいシルエットです。女性の服と違い、男性のスーツは極端なデザイン面での流行や変化はありませんが、それだけに襟幅や着丈、細身かゆったりめか等細部の変化でイメージが大きく変わります。今回のラルフローレンの場合も決して目新しい物ではないのですが、コンパクトでユニセックスなシルエット全盛の今見ると、とても新鮮に思えるのです。今季当店でご提案しているのも、英国生地でのカッチリとしたブリティッシュスタイル。今こそ「漢のスーツ」着るタイミングです。

2006年11月16日

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先週の水曜日、久しぶりに海以外の休日を過ごしました。バッドコンディションで海に行けないときは、たいてい何をして良いか迷ってしまうのですが、今回は風邪の療養という目的があり即座に「温泉」に決めました。「車」「日帰り」の条件もあり行く先もすぐに伊香保に決定。そして車で家から2時間半。訪れた伊香保は想像以上に楽しく、素晴らしい休日になりました。紅葉の時期ということもあり、ドライブ中の景色だけでも美しかったのですが、まず最初に向かったのが「榛名湖」。周囲をを色とりどりの木々が取り囲み、ボートで湖の真ん中まで出ると雑音もなくなり、凄く気持ちが良い!マイナスイオンでお腹一杯です!そして目一杯癒された後に向かったのが「伊香保グリーン牧場」。ここは敷地内に東京品川の「原美術館」の別館を構える変わった牧場。こういっては何ですが観光地の娯楽施設って、「何でもやりすぎてどうにもならない」的な物結構多いですが、ここは良いです!何というかガツガツゴチャゴチャしてなく、のんびりとした牧場の空気を保ち、牧場の範疇で一線を越えずに来た人を楽しませてくれます。「犬の羊追い」や「牛の乳搾り」「乗馬」等過剰に演出せず、きちんと「牧場」を楽しませてくれます。そんな空気を楽しみながら敷地内の「ハラミュージアム アーク」にも寄ってみると・・。
緑の中に真っ黒の巨大な建物!でも何故か違和感がありません。確かに存在感は強烈にありますが、木の質感のせいか静寂の緑の中で見ていると、そこに在るべくして在る。ように思えます。展示スペースが3棟に別れそれぞれに違う雰囲気の展示物。(今回は草間弥生さんの作品などがありました。)しかし「グリーン牧場初心者」の私には展示作品よりも、そこに存在している「ハラミュージアム」自体の方がインパクトありました。恐らくあの環境だと、朝、昼、夕方、の時間帯や天気で色々な見え方をするのでしょう。しかしひっそりと風景の一部として溶け込んで、たまの来館者を365日待っている。何か凄くドラマティックに思えました。この建物はポストモダンの代表的な建築家「磯崎 新」さんの作品だそうです。磯崎さんはもちろん色々な計算や考えがあって造られたことでしょう。私の持った感想はその計算通りなのか?もっと色々な意味があるのか?または「計算なんてないよ」とクールな答えなのか・・ちょっとご本人にお聞きしたくなりました。
その後公共の温泉に入って帰路に付きました。景色や建物、若い時に余り感じなかったのですが最近、特にこの仕事を始めてから感動を覚えることが多いです。「常に向上心、向学心」を持てるようになったのか?周囲に刺激され「感受性が豊か」になったのか?「老い」でない事を祈ります・・。でもやっぱり一番感動する瞬間は、テーラーキタムラのスーツを着たお客様が喜んでくださる事!これに尽きます!!
*「温泉療養」のレポートのつもりが温泉全然触れませんでした・・。後日別の機会に書きますね。

2006年11月09日

ikaho 005.jpg 写真の生地でジャケットとパンツを作ります。今年は例年より、ジャケットとパンツ別々の生地でのセットアップのご注文が多いです。しかし私、ジャケット毎年サンプルモデルを作っているのに、今年はスーツばかりなのに気づきました!そこで色々自分で着たい、そしてお客様にもお奨めしたいモデルを考え、たどり着いたのは・・「ダブル」で「4つ釦、3つ掛け」「ワイドラペル」のデザイン。そして生地は「やや明るめ、派手目の様々なパターンのチェック」。これに「渋い色のフラノかサキソニー」のスラックスです。ここ数年来、ジャケットを比較的カジュアルなボトムで着崩す。というスタイルがかなり出回り定着しました。そんな中、形の綺麗なスラックスに鮮やか柄のドレッシーなジャケット。これ凄くお洒落に見えます。その為にシングルでなく、あえてダブル。形は結構シャープにします。ボタンダウンシャツをノータイであわせてもかなり品良く決まります。出来上がり次第もちろんアップしますが、ここまででご興味ある方是非ご相談下さい。スタイルはもうまとまっていますので、ご注文いつでもどうぞ!

2006年11月04日

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10月某日友人の営む渋谷「カフェハイローラーズ」で、「カツオ祭り」なるカフェらしからぬタイトルのイベントが催されました。その内容が実は素晴らしく、高知県在住の元漁師でプロ級サーファー、現スケートショップオーナーの友人が、前日あがったばかりのカツオ&伊勢海老を自ら包丁をとって振舞ってくれるというもの。量に限りがあるためごく身内での集まりとなりましたが、普段見たことのない立派なカツオ3匹、山盛りの伊勢海老を目の当たりにしてもう変に興奮してます。お洒落な曲より演歌かけてくれ!そんな雰囲気です。そして待ちわびて若干殺気立った皆の前に、次々出されるカツオ料理。当然凄いおいしい!刺身、タタキ、なめろう、その辺の居酒屋で出てくる物とは別物です。全く生臭くなくとろける刺身・・テレビで観る以外、実生活で初めてこんな表現使いました。特に驚きなのが「パイレン」という料理。これは強烈に塩をまぶして置いておいたカツオの切り身を、酢で洗って食べるもの。表面が白っぽく変色したらOKです。これはもう完全にお酒のつまみ、焼酎なんかとバッチリの相性です。更に出てくるのが伊勢海老料理。バターソテーや味噌汁、これも当然素晴らしい美味しさ!当分カツオ&伊勢海老は結構、と言うくらい頂きました。あと素晴らしいのがその友人の包丁さばき。大きなカツオを男っぽく豪快に捌く様は見事!惚れ惚れします。
渋谷カフェハイローラーズさん、めったにない企画に誘っていただき有難うございました!
高知の友人ガクちゃん、本当に美味しかった!ご馳走様。有難うございました!
たっぷり栄養つけて、テーラーキタムラがんばります!

「STANCE」 高知県四万十市右山天神町3-6

2006年11月02日

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まず・・手前味噌です・・・。このスーツ4~5年前に私が自分でパターンを引き、制作した物です。10.5cmとワイドなピーク襟、大きく丸みをとったカッタウェイフロント、ややフレア気味の袖、生地は国産のツイード風ウール。そしてあまり今時でない、結構厚めのしっかりした肩パッドが据えてあります。ですから着るとこれが結構マッチョなイメージ!「漢」なシルエットになります!ここ2年程着てなかったのですが、秋になって引っ張り出して着てみると、なんだか新鮮なのです。最近のスーツやJKTは肩パッドは極薄い物が主流で、パッドなしのソフトJKTも人気です。もちろんそれはそれで格好良く、今風に決まります。只しっかりとした作りのこんなクラッシックなスーツを、ワードローブに1着くわえると着こなしの幅、雰囲気を変えたい時にとっても重宝します。スーツ着るうえで最も大切な肩周り。パッと見だけでなく、こんなところでも結構差がつきますよ。

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